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マスターページ設定・片ページノンブルの設定


マスターページに配置するノンブルには、両ページする方法と、片のペー(縦組みの場合は一般的に奇数ページだけに配置する方法があります片側のページだけにノンブルを配置する方法は、変則的ですが、たまにみかけます。あまり使うことはないかもしれませんが、ここでは片側のページだけにノンブルを配置する方法を説明します。下の図が完成したかたちです。より変則的にノンブルをノドに寄せてみました。また、見やすくするために、フォントサイズを大きくしました。

ノンブル
片ページノンブルのテキストフレームを作成する

前出の「両ページに配置するノンブル」と同じように左ページにノンブルを配置するテキストフレームを[横組み文字ツール=T字アイコン]で作成します。ただし、片ページノンブルの場合は、この段階で左ページのテキストフレームをコピー&ペーストして、右ページにもノンブルのテキストフレームを作ってしまいます。

ノンブル

ノンブル 左ページのテキストフレームをコピー&ペーストするには、まず左ページのテキストフレームを[選択ツー (黒矢印アイコン]で選択してコピーします。
つぎにメニューバーの[編集→元の位置にペースト] をクリックして、テキストフレームを左ページの元の位置にペーストします。
そのペーストしたテキストフレームを[変形パネル] または[コントロールパネル」で右ページの版面ノド側に移動させます。右の図の赤丸内のように基準点を左上に設定して、赤枠内に右ページの版面ノド側の基準点の位置を入力します。
基準点の位置は下記の方法で算出することもできま(レイアウトが左右対称の場合

右ページの版面ノド側の位置=判型左右寸法130mm+ノドのアキ17.75mm=147.75 mm

【補足】 ノンブルエリアの左右幅が版面と同じで左右ページで同じレイアウトの場合は、[ノンブルの設定→ノンブルを反対側のページにも設定する]で説明したように[オブジェクト→変形→移動→コピー]で複製したほうが簡単です。
ノンブルのテキストフレームを連結する

ページ番号マーカー 上記で作った左右ページのテキストフレームを連結します。
右の図をクリックして大きくしてみてください。まず上の図から説明します。左ページの赤丸内の小さな四角(ふたつありますがテキストフレームの天地中央にある四角形をクリックしてください。するとカーソルに連結用の【A】のマークが表示されます。それをそのまま右ページのテキストフレームの(赤枠内へ移動させてクリックします。 これで連結が完成です。
メニューバーの[表示→エクストラ→連結を表示]がOFFになっていたら、ONにして確認してください。

テキスト連結 テキスト連結
ページ番号マーカーを挿入する

まず、左ページのノンブルのテキストフレームにカーソルをいれ、メニューバー[書式→特殊文字の挿入→マーカー→次ページ番号]をクリックします。フレームのテキスト連結が左ページから右ペー(本文と逆になっているので前に設定するノンブルは「次ページ番号」になります。 注意してください。
つぎにノンブルの間にいれる記号などを入力します。ここでは3点リーダーを使いました。
最後に、メニューバー[書式→特殊文字の挿入→マーカー→現在のページ番号]をクリックします。 なお、このマスターページの[プレフィックス]は「B」なので、ページ番号マーカーが「B」になっています。

ページ番号マーカー
ノンブルの書式を設定する

ノンブルのフォントとサイズそしてノンブルの配置位(文字揃えを設定します上の図の場合はフォント「Myriadに、フォントサイズ「40Qに設定しました3点リーダーはフォントを「小塚ゴシック」に、フォントサイズは「10Q」で3文字分です。ノンブルの配置位(文字揃えは[段落パネル]または[コントロールパネル]で右揃えにしました。

ノンブル書式 つぎにノンブルを選択して、メニューバーの[レイアウト→ページ番号とセクションの設定]をクリックします。
下の左側の図のように[ページ番号とセクションの設定]というダイアログが表示されます。
[スタイル]という項目の右横にある小さな三角形をクリックすると、右側の図のようにポップアップメニューが表示され、スタイルを選択することができます。

ページ番号 ページ番号

これで片ページノンブルの完成です。

ノンブル
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